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不安定な相場でも安心!連続増配銘柄と高配当銘柄で資産を守る方法

こんにちは、しけなぎです。

最近の株式市場は、石破内閣の発足や新政策への期待感、さらに金利政策の不透明さなどが重なり、非常に敏感な状況が続いています。
そのため、投資家の皆さんの中には、将来の見通しに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

こうした政治的な変動要因が株価に大きな影響を与える局面では、短期的な市場の動きに振り回されることなく、長期的な視点で投資戦略を立てることがとても大切です。

この記事では、市場の波に左右されずに安定した資産形成を目指せる「連続増配銘柄」や「高配当銘柄」について、その注目すべきポイントを詳しく解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、投資の参考にしてみてくださいね。

目次

市場の波に強い連続増配銘柄と高配当銘柄の魅力とは?

市場の変動に左右されない堅実な資産形成を目指す方におすすめしたいのが、「連続増配銘柄」と「高配当銘柄」の組み合わせです。

連続増配銘柄と高配当銘柄の特徴

連続増配銘柄とは、少なくとも5年以上、毎年増配を続けている銘柄です。
企業が増配を続けるには、安定したキャッシュフローと財務の健全性が求められるため、これを満たす銘柄は景気の変動や業界の不調にも強い傾向があります。
長期にわたって増配を続けている企業は、内部留保を蓄え、いざという時に備える財務体力を持っており、投資家は安心して長期保有を検討することができます。

一方、高配当銘柄は、高い配当利回りを提供しており、株主への還元意識が強い企業す。
短期的な配当収入を確保しやすいため、相場が不安定な時期でも定期的なキャッシュフローを得ることができます。
これにより、株価が下落している局面でも、配当収入を得続けることで、投資家にとっての安心感を高めてくれる存在です。

連続増配銘柄と高配当銘柄を組み合わせるメリット

連続増配銘柄と高配当銘柄を組み合わせることで、短期と長期、両方のリスクをバランス良く分散でき、ポートフォリオの安定性を高めることができます。

短期の安定収益と長期の成長を両立

高配当銘柄からは短期的な収益を、連続増配銘柄からは長期的な成長を期待できます。
この組み合わせにより、株価が不安定な状況でも安定した配当収入を得つつ、将来的な資産成長も目指せるのが大きなメリットです。

リスク分散の効果が高い

連続増配銘柄は、業績が好調な時だけでなく、不況時にも安定した配当金を提供できることから、長期的に保有しやすいです。
一方、高配当銘柄は、短期的な値動きに左右されることなく、配当収入を得られるので、短期的な不安を和らげる効果も期待できます。

どのような市場環境でも安心感を得られる

連続増配銘柄と高配当銘柄の組み合わせは、市場が好調な時には資産の成長を支え、不調な時には安定した配当収入を提供するため、どのような市場の波にも強いポートフォリオを構築できます。

このように、連続増配銘柄の「長期的な成長性」と高配当銘柄の「短期的な収益性」を組み合わせることで、安定感のある投資戦略を実現し、安心して資産形成を続けられるのです。

連続増配株と高配当銘柄のスクリーニング条件

連続増配銘柄を選定する際に、以下のようなスクリーニング条件を設定することをおすすめします。

スクリーニング条件
  • 配当利回り:3.5%以上
  • 連続増配年数:10年以上
  • 財務健全性:自己資本比率40%以上、ROE(自己資本利益率)10%以上

高い配当利回りがある銘柄は、安定したキャッシュフローを提供してくれるので、投資家にとって頼りになる収益源になりますよね。
また、長年にわたって配当を増やし続けている銘柄は、しっかりとした経営基盤がある証拠ですし、株主還元の姿勢も高く評価されているので、安心して長期保有を検討できると思います。
また、自己資本比率やROEが高い銘柄は、財務が健全で将来の成長も期待できるのが魅力です。

しけなぎ投資法との関係

しけなぎ投資法では、これらのスクリーニング条件を活用して、価値株・高配当優待株・配当成長株のバランスを取りながらポートフォリオを構築しています。
詳しい内容は、以下の記事でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

連続増配銘柄・高配当銘柄リスト(株価情報は、2024年9月28日時点

今回ご紹介する連続増配銘柄と高配当銘柄を、わかりやすくまとめたGoogleスプレッドシートを作成しました。
シートには、厳選した銘柄の基本情報や財務指標、配当実績などを整理して記載しています。
投資を考えている方はもちろん、まだ優待投資に興味を持ち始めたばかりの方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ確認してみてください。

シートへのアクセスは簡単です。
以下のURLからGoogleスプレッドシートを開き、ご自身で編集できるように「コピーを作成」してください。

連続増配銘柄・高配当銘柄リスト

Googleスプレッドシートを確認するためには、Googleアカウントが必要です。

このスプレッドシートでは、各銘柄の配当利回り、配当性向、ROE(自己資本利益率)、そして連続増配年数をリストアップしています。
あくまで基準に基づいた一例ですので、ご自身の投資方針に合わせて自由にカスタマイズしてご利用ください。

しけなぎ

リストを参考にしながら、長期的な資産形成に役立つ銘柄をぜひ見つけてみてくださいね📈

注目の銘柄ピックアップ

今回のリストから、特に気になる高配当銘柄をいくつかピックアップしました。
それぞれの銘柄の特徴や魅力、そしてリスクも少し掘り下げてみたいと思います。
他の銘柄と比べてどんな強みがあるのか、一緒に見ていきましょう。これからの投資のヒントになれば嬉しいです!

株価情報は、2024年9月28日時点です

三菱HCキャピタル(8593)

三菱HCキャピタルは、MUFGグループの一員として、リースや金融サービスを幅広く展開している大手企業です。
国内外に強いネットワークを持ち、リース業界で安定した収益を確保しています。

自己資本比率は15.1%とやや低めですが、これはリース業界全体に見られる傾向です。
一方、PER(株価収益率)10.85倍と割安感があり、ROE(自己資本利益率)7.71%も堅実に利益を生み出している証拠ですね。

現在の株価は1,022円、配当利回りは3.92%となっており、配当面でも非常に魅力的です。
特に注目すべきは、25年連続増配を続けている点で、株主還元の姿勢がしっかりしているのが伝わってきます。

今後も安定した配当と持続的な成長が期待されますが、金融市場の変動や金利上昇などのリスクも考慮しつつ、長期的に保有することで安定したリターンを得られる銘柄だと思います。

しけなぎ

配当利回りが4%を超えたタイミングでは、ぜひ買い集めたい魅力的な銘柄ですね。長期的に安定した収入を目指す方にはぴったりの選択肢だと思います。

芙蓉総合リース(8424)

芙蓉総合リースは、みずほ系のリース大手で、設備投資から調達、不動産リース、さらにはBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスまで幅広く手掛ける企業です。
特に、総合リース業界の中でも調達力と安定した事業基盤が際立っており、長期的な成長が期待される銘柄です。

現在の株価は11,175円で、配当利回りは4.03%
PERは7.47、ROEは11.83と、収益性の面でも非常にバランスが取れています。
また、自己資本比率は12.7%とやや低めですが、これはリース業界全体の特徴であり、特別な懸念材料とはなりません。

注目すべきは、19年連続で増配を達成しているという点です。
連続増配を続けるには安定したキャッシュフローと堅実な経営が不可欠であり、芙蓉総合リースはその両方を備えています。
こうした連続増配銘柄は、景気の変動にも強く、長期的な保有に向いた投資対象として魅力的です。
また、配当性向も25%前後で推移しており、無理なく安定した配当を維持している点も安心材料です。
こうした株主還元の姿勢を重視していることから、今後も堅実な増配が期待できます。

しけなぎ

現在の配当利回りが4%を超えていることを考えると、キャッシュフローを重視する方や長期保有を検討されている方には特におすすめの銘柄ですね。この利回りで19年連続増配なら、私自身も買い増ししたくなる銘柄です!

ジーテクト(5970)

ジーテクトは、ホンダ系の自動車骨格部品やプレス部品を手がける企業で、国内外の自動車メーカー向けに精密部品を供給しています。
特に車体骨格やドアなど、安全性に関わる重要な部品を製造しており、品質と信頼性の面で高い評価を得ています。

現在の株価は1,605円で、配当利回りは4.36%と、非常に魅力的な水準です。
さらに、14年連続で増配を続けている点も大きな特徴で、これは長期的に安定したキャッシュフローを持っている証拠と言えます。
企業の配当方針を見ても、株主への還元を重視しており、持続的な増配の実現を目指しています。

また、ジーテクトは株主優待制度を導入しており、クオカードがもらえる点も投資家にとって嬉しいポイントです。
優待制度は、株価の下支えとなり、長期保有を促進する効果も期待できます。

自己資本比率は63.0%と高く、財務の健全性も申し分ありません。
これはリーマンショックやコロナ禍といった経済危機においても、企業が安定して成長を続けてきた証です。
業績推移を見ると、売上高と営業利益はやや変動がありますが、全体としては堅調な成長を見せています。

リスク要因としては、原材料価格の高騰や自動車産業全体の需要変動などが挙げられますが、ジーテクトの強みは、グローバルに展開する生産拠点と、幅広い顧客基盤を持っていることです。
これにより、特定の地域や顧客に依存せず、リスク分散ができているのも魅力的な点です。

しけなぎ

利回り4%を超えているため、配当収入を重視した投資家にとってはぜひポートフォリオに加えたい候補の一つと言えますね!

竹内製作所(6432)

竹内製作所は、建機業界で中堅ポジションを占める企業で、特にミニショベルやクローラーローダーなどの小型建機で強みを持っています。
欧米市場で高いシェアを誇り、グローバルな展開が進んでいる点も魅力の一つです。

現在の株価は4,585円で、配当利回りは4.36%と、投資家にとって十分に魅力的な水準です。
また、12年連続で増配を続けている実績を持っており、株主還元の姿勢も高く評価できます。
配当利回りが安定しているのは、企業がしっかりとした経営基盤を持ち、キャッシュフローが潤沢であることを示している証です。

自己資本比率は74.5%と非常に高く、これは同業他社と比べても抜群の財務健全性を示しています。
これにより、経済の不安定な局面でも安定した経営を維持できる点が大きな強みです。
特に、売上高と営業利益は過去数年間で堅調に推移しており、今後もさらなる成長が期待されています。

ただし、竹内製作所は海外売上比率が高いため、為替の変動や海外市場の需要動向によって業績が左右されやすい点には注意が必要です。
しかし、幅広い製品ラインナップとグローバルな販売ネットワークにより、これらのリスクを上手く分散しています。

しけなぎ

配当収入を重視する投資家にとっては、利回り4%を超えているため、ぜひ検討してみたい銘柄の一つです。

オリエンタルコンサルタンツホールディングス(2498)

オリエンタルコンサルタンツホールディングスは、官公庁や自治体向けのインフラ整備を中心に事業展開している総合建設コンサルタント企業です。
特に交通や環境、防災といった分野での実績が豊富で、国内外で多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。
近年は海外インフラ事業にも注力しており、新興国のインフラ需要を取り込むことでさらなる成長を目指しています。

現在の株価は4,285円で、配当利回りは4.08%と高い水準を維持。
10年連続で増配を続けていることから、今後も安定した配当を期待できる銘柄といえます。
また、自己資本比率は35.3%ROE(自己資本利益率)は13.86%と、財務の健全性も十分です。
株価収益率(PER)は10.02と割安感があり、魅力的な投資機会を提供しているとも言えるでしょう。

さらに、株主優待としてクオカードが贈られるのも見逃せないポイントです。
優待と配当の両方を受け取れることで、実質的な利回りが向上し、投資のメリットが増すことになります。

同社はインフラ需要が増加している新興国市場への展開も進めており、今後の成長に期待が持てます。
しかし、官公庁依存の事業構造ゆえに、公共投資の減少や規制変更などのリスクには注意が必要です。

しけなぎ

配当収入を重視する投資家にとっては、利回り4%を超えているため、ぜひ検討してみたい銘柄の一つです。

村上開明堂(7292)

村上開明堂は、独立系の自動車用ミラー・車体部品メーカーで、輸送用機器業界の中で確固たる地位を築いています。
特に日本国内市場ではトップシェアを誇り、運転視界の向上を支える製品群で高い評価を得ています。
輸出向けの製品にも力を入れており、グローバルな展開を通じて今後の成長が期待されています。

現在の株価は4,855円、配当利回りは3.71%と安定した水準で、長期投資家にとって魅力的な銘柄です。
また、12年連続で増配を達成しており、企業の持続的な成長と株主還元への姿勢がうかがえます。
自己資本比率は77.7%と非常に高く、財務の安定性も抜群です。
ROE(自己資本利益率)は7.4%と控えめですが、長期的に堅実な経営を続けていることを示しています。

業績推移を見ても、売上高は年々増加しており、2024年には過去最高の104,601百万円を達成。
安定した成長基盤を築いていることがわかります。
配当性向も低めで、さらなる増配余地が残されている点も評価できます。

しけなぎ

同社の株主優待はありませんが、連続増配と安定した財務基盤により、長期的な保有に向いている銘柄です。将来の成長と安定した配当を求める方にとっては、購入を検討したい一銘柄ですね。

まとめ

今回は、相場の波に左右されにくく、安定した資産形成が期待できる「連続増配銘柄」と「高配当銘柄」の組み合わせについて、詳しくご紹介しました。
最近の株式市場は、金利政策の不透明さや政治的な変動要因などで不安定な状況が続いています。
こうした環境では、短期的な値動きに振り回されることなく、長期的な視点で投資を行うことが大切です。

連続増配銘柄と高配当銘柄は、それぞれ異なる特徴を持っており、両者を組み合わせることで、よりバランスの取れたポートフォリオを構築できます。
連続増配銘柄は、企業の成長性と配当の持続性を重視しており、長期的な成長を狙えるのが魅力です。
一方、高配当銘柄は短期的な収益を得やすく、配当収入を安定して得たい方にとって頼れる存在となります。

特に、今回ピックアップした銘柄は、どれも配当利回りが高く、10年以上の連続増配実績を持つ企業ばかりです。
財務面でも健全性が確認でき、株主還元の姿勢がしっかりしているのが特長です。

また、記事内で紹介したGoogleスプレッドシートには、各銘柄の配当利回りや配当性向、ROEなどの財務指標をわかりやすく整理しています。
これを参考に、ご自身の投資方針に合わせて最適な銘柄を見つけてみてくださいね。

これからの不安定な相場でも、安心して資産形成を目指したい方は、ぜひ連続増配銘柄と高配当銘柄の組み合わせを検討してみてください。
長期的な投資で安定した収入と資産成長を実現しましょう!

当ブログは、投資の勧誘を目的としたものではありません。
投資に際しては、ご自身の判断と責任で行っていただくようお願い申し上げます。

しけなぎ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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