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【2025年5月】株主優待銘柄-注目優待株をピックアップして銘柄分析!

2025年5月の株主優待シーズンがやってきました🎉
この記事では、5月に株主優待が実施される銘柄を一覧でご紹介し、その中でも特に注目したい優待株をピックアップして簡単に分析しています。

優待内容や配当利回りに加えて、企業の成長性や安定性も踏まえて選んでいますので、銘柄選びのヒントになればうれしいです。

また、株主優待を受け取るうえで大切な「権利確定日」についても、わかりやすく解説しています。
気になる銘柄があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

それではさっそく、注目の優待銘柄を見ていきましょう!

目次

権利確定日と優待取得の流れ

株主優待を受け取るために必要な条件として、「権利確定日」があります。
この日は企業ごとに定められており、この日までに株を保有していることで、優待や配当を受け取る権利を得ることができます。

権利確定日とは?

権利確定日は、その時点で株主名簿に名前が記載されている株主に、優待や配当の権利が与えられる日です。
この権利を得るには、「権利付き最終日」までに株を購入して保有していることが条件となります。
2025年5月の権利確定日は5月30日(金)、権利付き最終日は5月28日(水)となっています。

優待を受け取るまでの流れ

優待を受け取るためのステップを簡単に確認してみましょう。

STEP
権利付き最終日(5月28日)までに株を購入する

権利確定日の2営業日前である権利付き最終日(5月28日)までに株を購入し、保有していることが条件です。
この日を逃してしまうと、優待や配当を受け取ることができないため、注意が必要です。

STEP
権利落ち日(5月29日)とは?

権利付き最終日の翌日である権利落ち日には、株を売却しても優待や配当の権利が保持されます。
ただし、この日は株価が下落することが一般的なので、売却タイミングに注意しましょう。

STEP
権利確定日(5月30日)を迎える

権利確定日を過ぎると、その月の株主優待や配当の権利が正式に確定します。
この時点で株主名簿に記載されていれば、優待や配当が確実に受け取れます。

具体例と注意点

2025年5月の株主優待を受け取るには、権利付き最終日(5月28日)までに株を購入することが必須です。
たとえば、5月29日(権利落ち日)以降に購入した場合、その月の優待を受け取ることはできません。

また、以下の点にも注意しましょう。

  • 株価の変動リスク:権利落ち日に株価が下落することがあるため、タイミングを計って取引する必要があります。
  • 優待内容や条件の確認:優待内容や条件が企業によって異なるため、公式情報を事前にチェックすることが重要です。

2025年5月の優待銘柄リスト(株価情報は、2025年4月29日時点

今回ご紹介する株主優待銘柄を、より見やすく整理した「優待銘柄リスト」をご用意しました。
基本情報や財務指標、優待内容などを一覧で比較できるようになっており、効率的に検討を進めることができます。

優待投資をお考えの方はもちろん、これから投資を始めたい方にもおすすめの内容です。
ご自身の投資スタイルや目的に合わせて、ぜひお役立てください!

ツイッター(X)で、データ更新のたびに優待銘柄リストを載せています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

注目優待銘柄のピックアップ

今回の優待銘柄リストから、特に気になる銘柄をいくつかピックアップしました。
それぞれの銘柄の特徴や魅力、そしてリスクについても少し掘り下げてみたいと思います。
どの銘柄がどんな強みを持っているのか、一緒に見ていきましょう。
各銘柄の優待内容や財務状況を比較しながら、投資のヒントにしていただければ幸いです!

株価情報は、2025年4月29日時点のものを使用しています。

タマホーム(1419)

タマホームは、低価格帯の注文住宅を主軸とするハウスメーカーです。
全国展開の営業網を持ち、マンションや賃貸、リフォーム、オフィス事業などにも事業領域を拡大しています。

配当・財務情報

  • 株価:4,000円
  • 時価総額:1,178億円
  • PER(株価収益率):82.82倍
  • PBR(株価純資産倍率):4.0倍
  • ROE(自己資本利益率):23.92%
  • MIX係数:333.76
  • 自己資本比率:42.7%
  • 配当利回り:4.88%
  • 配当性向:62.9%
  • 連続増配年数8年
  • 減配回数1回

ROEは23.92%と非常に高く、利益体質の強さがうかがえます。
自己資本比率は42.7%と標準的な水準で、過度なリスクを取っていない安定感も感じられます。
配当性向は60%を超えていますが、連続増配と高利回りを維持しており、株主還元には積極的な姿勢が見られます。

株主優待内容

出典:タマホーム株式会社

毎年5月31日および11月30日時点で、100株以上を保有している株主に対して、特製QUOカードが贈られます。

保有株式数保有期間3年未満保有期間3年以上
100株以上500円分1,000円分

※年に2回の実施のため、最大で年間2,000円分のQUOカードを受け取ることができます。
QUOカードはコンビニなどでも使えるため、実用性の高い優待として人気があります。
また、長期保有で優待額が倍になる制度も魅力です。

まとめ
  • 高い収益性と成長性
    • ROEは23.92%と非常に高水準で、利益効率の高さが際立ちます。
    • 売上・利益ともに右肩上がりで成長しており、今後の展開にも期待がもてます。
  • 安定した財務基盤と積極的な株主還元
    • 自己資本比率は42.7%と安定感があり、配当利回りは4.88%と高水準。
    • 8年連続の増配実績は、株主にとって大きな安心材料です。
  • 使いやすいQUOカード優待
    • 年2回のQUOカード進呈は、身近で使える嬉しい特典。
    • 長期保有で優待額がアップする設計も魅力です。
  • 懸念点:PERの割高感とCFの変動性
    • PERは82倍超とかなりの割高水準で、期待先行の株価になっている点は要注意。
    • また、営業キャッシュフローは年によって波があり、今後も安定的な資金創出が続くかどうかには注目が必要です。
しけなぎ

高配当と優待のバランスが魅力で、私自身もタマホームの株を保有しています。
住宅市場の変化や資材コストの動向には注意が必要ですが、8年連続増配や高い収益性を踏まえると、中長期でじっくり付き合っていきたい銘柄だと感じています。

ライク(2462)

ライクは、保育施設の運営や人材派遣サービスを中心とした子育て・介護支援事業を展開する企業です。
保育関連や医療・介護領域の人材サービスに強みを持ち、社会課題の解決に寄与するビジネスモデルで成長を続けています。

配当・財務情報

  • 株価:1,493円
  • 時価総額:306億円
  • PER(株価収益率):11.46倍
  • PBR(株価純資産倍率):1.7倍
  • ROE(自己資本利益率):15.16%
  • MIX係数:19.94
  • 自己資本比率:43.7%
  • 配当利回り:3.88%
  • 配当性向:45.5%
  • 減配回数2回

ROEは15.16%と高く、安定した利益体質がうかがえます。
PERは11.46倍と割安感があり、成長期待に対しては比較的手ごろな水準です。
一方で、過去には2回の減配歴があるため、配当の安定性には一定の注意が必要です。

株主優待内容

出典:ライク株式会社

毎年5月31日および11月30日時点で、300株以上を保有している株主に対して、株主優待ポイントを進呈しています。
このポイントは「ライク・プレミアム優待倶楽部」にて、グルメ・雑貨・日用品など5,000点以上の商品と交換可能です。

保有株式数1年未満保有(A)1年以上継続保有(B)
300株~399株5,000ポイント5,000ポイント(※加算なし)
400株~499株8,000ポイント8,000ポイント(※加算なし)
500株~599株12,000ポイント15,000ポイント(+3,000pt)
600株~699株15,000ポイント18,000ポイント(+3,000pt)
700株~799株18,000ポイント21,000ポイント(+3,000pt)
800株~899株21,000ポイント25,000ポイント(+4,000pt)
900株~999株25,000ポイント30,000ポイント(+5,000pt)
1,000株~1,999株30,000ポイント40,000ポイント(+10,000pt)
2,000株~2,999株60,000ポイント75,000ポイント(+15,000pt)
3,000株以上80,000ポイント100,000ポイント(+20,000pt)

※1年以上の継続保有で、ポイントが最大+20,000pt上乗せされます。
※プレミアム優待倶楽部の利用には会員登録が必要です。

まとめ
  • 社会貢献型ビジネスで成長
    • 保育・介護・人材支援といった社会的ニーズの高い分野を手がけており、景気に左右されにくい安定性が魅力です。
    • 中長期的な視点での成長が期待できるビジネスモデルです。
  • 配当と優待のバランスに注目
    • 配当利回りは3.88%とまずまずで、PBR・PERも割安圏。
    • プレミアム優待倶楽部を通じたポイント制の優待は使いやすく、日用品や食品にも交換できる実用性があります。
  • 長期保有インセンティブあり
    • 優待ポイントは1年以上の継続保有で増額される仕組みがあり、長期保有を促す設計がされています。
  • 注意点:連続増配はゼロ、CFには波あり
    • 過去に減配が2回ある点は配当の安定性という意味で留意が必要です。
    • また、キャッシュフローの推移にもややばらつきが見られ、今後も注視していきたい指標です。
しけなぎ

ポイント型優待の実用性は高く、長期保有で還元内容が充実する点にも魅力を感じました。
今後は安定した配当継続とキャッシュフローの改善にも注目しながら、タイミングを見て検討していきたい1銘柄です。

アスクル(2678)

アスクルは、法人向けのオフィス用品宅配サービスを主力とし、個人向けには「LOHACO」を展開しています。
ヤフーとの連携を強化しながら、日用品や家具などの取扱も広げるなど、BtoBとBtoCの両面で成長を目指す企業です。

配当・財務情報

  • 株価:1,521円
  • 時価総額:1,441億円
  • PER(株価収益率):17.05倍
  • PBR(株価純資産倍率):1.9倍
  • ROE(自己資本利益率):26.88%
  • MIX係数:32.22
  • 自己資本比率:32.2%
  • 配当利回り:2.50%
  • 配当性向:18.3%
  • 連続増配年数5年
  • 減配回数0回

ROEは26.88%と非常に高く、資本効率の良さが際立ちます。
配当性向は18.3%と控えめで、今後の増配余地も十分。過去に減配が一度もなく、安定した配当政策が魅力です。

株主優待内容

出典:アスクル株式会社

毎年5月20日と11月20日時点100株以上保有している株主に対し、自社ECサイト「LOHACO」で使える2,000円分のクーポン(500円×4枚)を年2回贈呈しています。
※クーポンはLOHACO会員登録が必要です。

まとめ
  • 高い収益性と資本効率の良さ
    • ROEは26.88%と非常に高く、利益をしっかり生み出せるビジネスモデルが評価できます。
    • 財務指標も安定しており、キャッシュフローも着実に積み上がっています。
  • 着実な配当成長と今後の伸びしろ
    • 配当利回りはやや控えめですが、配当性向18.3%と余力があり、増配余地が十分あります。
    • 5年連続増配の実績もあり、今後の継続にも期待がもてます。
  • 実用的なクーポン優待
    • LOHACOで日用品や雑貨などに使えるクーポンが年2回もらえるため、生活コストの節約にもつながる実用的な優待内容です。
  • 注意点:自己資本比率と景気の影響
    • 自己資本比率は32.2%とやや低めで、今後の投資負担や業績変動には注意が必要です。
    • また、BtoC分野は競合も多く、販促コストの動向にも注目したいところです。
しけなぎ

高い収益性と実用的な優待がバランスよくそろっており、私もアスクルの株を保有しています。
LOHACOのクーポンは日常生活で役立つため、配当と合わせて長期で楽しめる銘柄だと感じています。

日本毛織(3201)

日本毛織は、羊毛織物の老舗企業で「ニッケ」のブランドで知られています。
現在は繊維製品だけでなく、不動産賃貸やヘルスケア関連事業など多角的に展開し、安定した収益基盤を築いています。

配当・財務情報

  • 株価:1,477円
  • 時価総額:1,127億円
  • PER(株価収益率):11.98倍
  • PBR(株価純資産倍率):0.8倍
  • ROE(自己資本利益率):7.60%
  • MIX係数:9.94
  • 自己資本比率:68.2%
  • 配当利回り:2.84%
  • 配当性向:30.7%
  • DOE採用あり
  • 連続増配年数6年
  • 減配回数0回

自己資本比率は68.2%と非常に高く、財務の安定感は抜群です。
PBRは0.8倍と割安水準で、実態に比べて株価が抑えられている印象も。
ROEはやや控えめながら、6年連続増配・減配なしと堅実で安定した株主還元が魅力です。

株主優待内容

出典:日本毛織株式会社

毎年5月末を基準に、100株以上を1年以上継続保有している株主に対して株主優待を実施しています。

保有株式数優待内容
100株以上株主優待カタログによる特別価格販売(※1年以上継続保有)
1,000株以上カタログで利用可能な3,000円分割引券+QUOカード1,000円分
3,000株以上5,000円分割引券+QUOカード1,000円分
5,000株以上7,000円分割引券+QUOカード1,000円分
10,000株以上15,000円分割引券+QUOカード1,000円分

※継続保有の条件は「5月末と11月末で3回連続して同一株主番号で株主名簿に記載」されていることが必要です。
※カタログ商品は生活用品などが中心で、使い勝手の良さが特徴です。

まとめ
  • 財務の健全性が際立つ安定銘柄
    • 自己資本比率は68.2%と非常に高く、有利子負債の比率も低水準で、財務的な安定感はトップクラス。
    • 長期保有を前提としたポートフォリオの中でも、安心して組み入れられる銘柄といえますね。
  • 安定した株主還元姿勢
    • 6年連続増配を継続しており、これまでに減配は一度もありません。
    • 配当性向は30.7%と無理のない範囲に収まっており、今後の継続的な還元にも期待が持てます。
  • 実用的で魅力的な優待制度
    • QUOカードに加え、自社カタログを通じた日用品や衣料品の割引購入など、実生活で活用しやすい優待内容が魅力です。
    • 保有株数に応じて特典がグレードアップする点も、長期保有のモチベーションになります。
  • 注意点:ROEはやや控えめな水準
    • ROEは7.60%と中庸な水準で、成長性よりも収益の安定性に重きを置いた経営スタンスが見て取れます。
    • 高成長株を求める投資家よりは、安定志向の中長期投資家向けの銘柄といえそうです。
しけなぎ

長期保有を前提に選びたい銘柄として、日本毛織は非常に魅力的だと感じました。
安定感のある財務や堅実な配当姿勢に加え、実用的な優待制度も備えており、今後の候補として引き続きウォッチしていきたい1社です。

ニイタカ(4465)

ニイタカは、業務用洗剤や固形燃料を主力とする化学メーカーです。
外食産業・旅館業向けの製品で国内トップクラスのシェアを誇り、安定した需要に支えられた堅実な事業展開を行っています。

配当・財務情報

  • 株価:2,162円
  • 時価総額:128億円
  • PER(株価収益率):8.18倍
  • PBR(株価純資産倍率):0.9倍
  • ROE(自己資本利益率):5.37%
  • MIX係数:7.20
  • 自己資本比率:58.9%
  • 配当利回り:3.70%
  • 配当性向:36.8%
  • DOE採用あり
  • 減配回数1回

PER・PBRともに割安感があり、バリュー株としての魅力が感じられます。
自己資本比率は約59%と堅実な水準で、安定した財務基盤とDOE採用による還元姿勢が評価できます。
ROEは5.37%と控えめながら、業績のブレが少なく、堅実な経営スタンスが印象に残ります。

株主優待内容

出典:株式会社ニイタカ

毎年5月31日時点で100株以上保有している株主に対して、以下の優待を提供しています。
全国で利用できる金券類のほか、寄附制度も選択可能です。

保有株式数優待内容
100株以上~999株未満ジェフグルメカード(500円分)
1,000株以上日本旅行ギフト旅行券(5,000円分)
※いずれも利用期間制限なし・または日本赤十字社への寄附も可能

優待の自由度が高く、「使う」or「寄附する」を選べる点も好印象です。

まとめ
  • 安定した収益と株主還元姿勢
    • 業務用製品という安定需要のある分野を手がけており、景気変動の影響を受けにくいビジネスモデルが強みです。
    • DOE採用を通じた配当の安定性は魅力ですが、過去に1度の減配実績がある点は念頭に置いておきたいところです。
  • 割安感と高配当のバランス
    • PER8.18倍、PBR0.9倍と割安感があり、配当利回りは3.70%と高水準。
    • 配当性向は36.8%と無理のない水準で、配当継続への期待感があります。
  • 優待は選択肢のある内容が魅力
    • 500円のジェフグルメカードや、1,000株以上で5,000円相当の旅行券が贈られるなど、実用性に加えて寄附も選べる制度設計は好印象です。
  • 注意点:減配歴あり、ROEもやや控えめ
    • 過去に減配の実績があり、今後も必ず安定した配当が続くとは限らない点には注意が必要です。
    • ROEも5.37%とやや控えめな水準であり、収益力の向上に向けた取り組みに期待したいところです。
しけなぎ

業務用に特化した堅実なビジネスと、安定配当に加えた実用的な優待が好印象でした。
派手さはないですが、今後の配当姿勢や業績推移を注視しながら、じっくり検討していきたい銘柄です。

タケダ機械(6150)

タケダ機械は鉄骨加工機の大手メーカーで、建設・車両関連を主力とするほか、海外OEM供給や自社ブランドの拡大も進めています。
中小型ながら老舗の実績を活かし、ニッチな分野で着実な事業展開を行っている企業です。

配当・財務情報

  • 株価:3,340円
  • 時価総額:34億円
  • PER(株価収益率):7.87倍
  • PBR(株価純資産倍率):0.6倍
  • ROE(自己資本利益率):8.90%
  • MIX係数:4.72
  • 自己資本比率:63.2%
  • 配当利回り:2.40%
  • 配当性向:17.2%
  • 連続増配年数:3年
  • 減配回数:1回

PER・PBRともに割安感があり、バリュー株として評価されています。
自己資本比率も63.2%と高水準で、財務の健全性にも安心感があります。
ROEは8.90%と堅実で、連続増配3年・減配は1回と、やや波はあるものの安定配当を意識した姿勢がうかがえます。

株主優待内容

出典:タケダ機械株式会社

毎年5月末時点で100株以上を保有している株主に対し、保有株数に応じた優待ポイントを進呈しています。
ポイントはカタログ内の好きな商品と交換できる仕組みで、保有株数が多いほど付与ポイントも増加します。

保有株式数優待ポイント数
100~199株3,000ポイント
200~299株5,000ポイント
300~399株8,000ポイント
400~699株15,000ポイント
700~999株20,000ポイント
1,000~4,999株30,000ポイント
5,000株以上40,000ポイント

2回以上の連続記載と継続保有が条件となっており、実質的には1年以上の保有が必要です。
日用品などと交換できる形式で、使い勝手の良さが特徴です。

まとめ
  • 堅実な財務体質と高い自己資本比率が魅力
    • 自己資本比率は63.2%と非常に高く、長年にわたり健全な財務体制を維持しています。
    • 借入金依存度も低く、外部環境の変化に左右されにくい強固な経営基盤が整っている点は、長期保有における安心材料のひとつです。
  • バリュエーション面での割安感
    • PER7.87倍、PBR0.6倍と、株価は利益・資産に対して明確に割安な水準。
    • 中小型の老舗機械メーカーとして一定の利益水準を維持しており、今後の業績安定とともに再評価される可能性もあります。
  • 優待は使い勝手の良いポイント制
    • 100株以上の保有で優待対象となり、保有株数に応じて段階的にポイントが付与される仕組みです。
    • 投資金額に応じて見返りが増える設計は合理的で、商品カタログから好みに応じて交換できる点も使い勝手の良さにつながっています。
  • 注意点:過去に減配あり、業績はややブレも
    • 過去には1度の減配があり、業績も若干の波が見られます。
    • 配当性向が17.2%とまだ余力を残している一方で、安定性だけでなく中長期的な利益成長にも注目しておく必要があります。
しけなぎ

財務の安定性と割安な指標に加えて、優待の実用性もしっかり備えた企業だと感じました。
過去の減配や業績の波には注意しつつも、条件が整えば中長期で狙いたい銘柄のひとつとしてチェックを続けていきたいと思います。

毎日コムネット(8908)

毎日コムネットは、首都圏を中心に学生向けマンションの企画・開発・管理を手がける不動産企業です。
学生向けの生活支援サービスやサブリース運営も行っており、「学生市場」に特化した独自のビジネスモデルを築いています。

配当・財務情報

  • 株価:784円
  • 時価総額:141億円
  • PER(株価収益率):9.09倍
  • PBR(株価純資産倍率):1.2倍
  • ROE(自己資本利益率):12.87%
  • MIX係数:10.64
  • 自己資本比率:41.8%
  • 配当利回り:3.95%
  • 配当性向:35.6%
  • 連続増配年数1年
  • 減配回数1回

ROEは12.87%と高めで、収益性の高さが際立ちます。
自己資本比率は約42%と標準的ですが、キャッシュフローも安定しており健全な財務がうかがえます。
配当利回りは3.95%と高水準で、配当性向も35%台とバランスの取れた水準です。

株主優待内容

出典:毎日コムネット株式会社

毎日コムネットの株主優待は、「ベネフィット・ステーション」という会員制の生活サポートサービスを1年間利用できるというものです。
トラベル、レジャー、リラクゼーション、スポーツ、ライフサポートなど幅広いカテゴリで使える、福利厚生的な優待内容となっています。

対象:毎年5月末時点で株主名簿に記載のある100株以上の株主
提供内容:ベネフィット・ステーションの会員アカウント(利用期間:8月1日~翌年7月末まで)
利用例:リゾートホテルや温泉、映画館、マッサージ、スポーツクラブ、車の修理サポート など

まとめ
  • 学生向けという明確な事業ドメインが強み
    • 特定の顧客層(学生)に特化することで、安定的な入居需要を確保しやすく、サブリースや生活支援などの周辺事業にも拡張しやすいビジネスモデルです。
  • 収益性と配当水準のバランスが良好
    • ROE12.87%と高収益でありながら、配当性向は35.6%と無理のない範囲に収められており、3.95%という配当利回りも投資妙味があります。
    • 1度の減配を経て、安定的な配当継続に舵を切っている印象です。
  • 優待は実用性高く、幅広い層に対応
    • ベネフィット・ステーションを1年間無料で利用でき、日常使いできる優待として評価できます。
    • 保有株数や年数にかかわらず100株から受け取れる点も、ライト層にとって取り組みやすい設計です。
  • 注意点:連続増配はまだ浅く、業績依存度にも目配りを
    • 連続増配は1年と歴史が浅く、今後も継続されるかは注視が必要です。
    • また、学生向け住宅という性質上、人口動態や地域ニーズの変化に影響されやすい点もリスクとして認識しておきたいところです。
しけなぎ

実はこの銘柄、私も保有しています。
学生市場という独自の強みを持ちつつ、配当と優待のバランスが良く、日常でも活用しやすい優待内容に魅力を感じています。
今後も着実な成長と配当の安定継続に期待しながら、長く付き合っていきたい企業のひとつです。

まとめ

2025年5月の株主優待銘柄について、配当利回り・成長性・優待の使いやすさを軸に、注目企業をピックアップしてご紹介しました。
今回取り上げた銘柄の多くは、安定した業績と株主還元に積極的な姿勢を持っており、優待投資の魅力をしっかり感じられる内容になっています。

特に、以下の4つの観点が魅力として際立っていました。

  1. 高水準のROEや安定したキャッシュフロー
    • 効率的に利益を上げている企業が多く、財務指標も良好。今後の成長にも期待が持てます。
  2. 日常生活で使える実用的な優待
    • QUOカード、ギフト、食品、カタログ、ポイント制など、用途が広く満足度の高い優待が多数揃っています。
  3. 増配傾向と安定配当の継続
    • 連続増配中の企業や、減配なしで配当を維持している企業が多く、安心して長く保有できる印象です。
  4. 中長期保有インセンティブの充実
    • 1年以上の保有で優待がグレードアップする制度も目立ち、長期的な資産形成を後押しする設計が魅力です。

5月は対象銘柄こそ多くはないものの、内容の充実度は高く、選びごたえのある優待株が揃う月です。
配当と優待の“ダブルリターン”を狙いたい方にとって、魅力的な候補がきっと見つかるはずです。
今回の記事が、みなさんの優待投資のヒントになればうれしいです。

当ブログは、投資の勧誘を目的としたものではありません。
投資に際しては、ご自身の判断と責任で行っていただくようお願い申し上げます。

しけなぎ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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